>>572
なるほど、わたしも質問者さんの意図は理解しました

これも端的に言って、「なぜ愛の神が殺戮をするのか」という疑問であれば
誠実で理解のできる疑問であるが、「旧約の神は悪魔である」と言い切られると
その根拠を明確にしてくれと言いたくなるわけですね

これはもうやはり最初に書いたように、神に対する信仰のバックボーンが異なるのではないか、
としか言えないような気がします

琴さんはイエスの父が愛の神であることは真剣に信じていると思います
同時に人に対する愛情も非常に深い人だと思います
つまり本気なんだと思います
その分だけ、旧約の記述が許せないのではないか

おそらくですが、自分が被造物であるという実感が琴さんにはないのだと思います
被造物であるという実感がないということは、神が創造主であるという実感もないことになります
この自分の理解や感覚をはるかに超える存在、ゆえに聖書に啓示されたまま
如何に人間にとって残酷に映るような神であっても
そのままその神を信頼して受け入れ自らを委ねる、という感覚がないのだろうと思います

これはわたしもそうですから別に琴さんに限ったことではありません
一神教徒でない場合は、非常に理解しにくい感覚なのだと思います
わたしは納得はしていませんが、それでも多くの信仰者の記事を読み
信仰者がどのような筋道でこの問題を捉えているのかを、わずかばかりでも理解できるようになりました

例えば以下の記事はクリスチャンの回答のひとつの典型だと思います
https://www.bethinking.org/bible/old-testament-mass-killings
背景に浮かびあがる記者の神観は神が正義であること、そしてその神に対する絶対の信頼です
そういう人が聖書に書かれた「大量殺戮」を事実として認め、なおかつそれがなぜ行われたのかを
説明しています
やや強引なところもありますが、先程書いたようなバックボーンを受け入れたら
たしかに説得力がある見解だと思います
わたし自身は受け入れていないので納得まではいきませんが、理解はできます