お伺
理髪業の一信者、御神体に善言讃詞を上げますとお客が来なくなります。霊視の出来る人が見て申しますには、善言讃詞を上げると亡者共が数へ切れぬ程集って立ちふさがる為、お客も入れないとの事でございます。そこで、お客が絶える度に入口を開いて御浄霊を施しますと果してお客が参ります。然し之は他人に奇異な感じを与へるのですが如何致したら宜しいでせうか。

御垂示
“之は本当ですよ。然し、亡者といってもいくらか因縁のある霊ぢゃなくちゃ来ないですからね。そして来るだけ来てしまへば終りますよ。そりゃあ、善言讃詞なんかは霊はとても喜びますからね。一心になって聞きに来るんですよ。それで救はれるとね、今度は救はれた霊が御礼しますからね、大変な事になるんです。だから発展するんですよ。そのまゝ続けなさい。