>>797
フライトやユングの理論や技法が
あまりに希釈された自我では役に立たないというのは、確かにそうかもしれないな
フロイトやユングが現代ではあまり流行らないのは、そのせいもあるだろう

ただまあ、フロイトやユングだけが心理学ではないので
希釈自我には希釈自我向けの、ある程度有効な技法を用いれば良いということだと思う

例えば、前に紹介したオープンダイアローグの技法は
実施する側にもカリスマ性は必要なく、治療される側にも深い内的探索を求めることはない
ある意味、希釈自我時代の優しい技法と言える

あと、ユング派によって作られた箱庭療法なんかは、自我率によらず気軽にやれそうだけどね
治療者、分析者の側には、それなりの自我率が求められるだろうけど