>>33 つづき

参考 Wikipediaより かつてF-16の実験機として開発していた機体
①NF-16A AFTI
 FSD機6号機をベースに、戦闘機向けの各種新技術のテスト用とされた実験機。AFTIは「先進戦闘機技術統合」の略語。。空気取り入れ口下部にカナード翼と、背部に電子機器を収め
るドーサルスパインを装備。

②F-16E/F
アラブ首長国連邦空軍のF-16F Block 60
Block 60/62
 Block 50/52の発展型新造機。初号機のF-16Fは2003年に初飛行した。当初の名称はF-16C/D Block 6Xであったが、搭載装備品や能力などで相違が大きくなったことから、新規のマイ
ナーコードを割り当てた。
 基本的な特徴はBlock 50/52アドバンスドと同じだが、AN/APG-80 AESAレーダー、AN/ASQ-28前方監視赤外線装置・目標指示システム (IFTS)の装備、推力が前型よりも1割ほど強化され
た大出力型のF110-GE-132 (Block 60) もしくはF100-PW-232 (Block 62) へのエンジン換装、精密誘導兵器の運用能力付加など、改修点は広範囲に及ぶ。
 コックピットは従来のF-16から一新されて完全なグラスコックピットとなっており、タッチパネル式の大画面カラー液晶ディスプレイ3基、新型アップ・フロント通信/航法/識別操作
パネル、大型HUD、暗視ゴーグル対応の照明を備え、ディスプレイには状況認識に優れたカラーマップを表示可能にしている。
 採用したのはアラブ首長国連邦(UAE)のみで、「デザート・ファルコン」の通称でBlock 60を80機(E型:55機 F型:25機)導入している。開発費には同国から30億ドルの資金供給がさ
れており、第三国への輸出が実現した際はロイヤリティが支払われる契約となっていたが、広範囲に改修を行ったために価格が高騰した上、AN/APG-80の冷却問題も重なって実現しなかっ
た。
 F-16E/Fはスペック・装備面では現在最強のF-16といえるが、この機体が輸出されたことは"米国が自国より優れた戦闘機を海外に販売した初めての例"として、フライトグローバルによ
って報じられた。
Block 61
 改修内容は今のところ発表されていない。2014年にUAEが30機導入したと報じられたが、AN/APG-80の生産が既に終了していることもあり、その後の動向は不明。