カトリックの諸宗教に対するスタンス

510 名前:神も仏も名無しさん :2018/06/13(水) 01:46:02.75 ID:HYHpmTCP
以下、第2バチカンの「キリスト教以外の諸宗教に対する教会の態度についての宣言」の一部を引用しますね、引用箇所は諸宗教に対するカトリックの基本的な態度です
全ての民族は一つの共同体であり、唯一の起源を持っている。神が全人類を地の全面に住まわせたからである。また、全ての民族は唯一の終極目的、すなはち、神を持っている。
神の摂理と慈愛の証明、さらに救いの計画は、選ばれた者が聖なる都に集められる日がくるまで、全ての人に及ぶ。
(…)
すでに古代から現代に至るまで、種々の民族のうちには、自然界の移り変わりと人生の諸事情の中に現存する神秘の力について、一種の知覚が見られ、時には最高の神、あるいは父なるかみについての認識させも認められる。
(…)
世界中に見出される他の諸宗教も、種々の道、すなわち、種々の教義と戒律と儀式を提示することによって、いろいろな方法で人間の心の不安を解消しようと努力している。
カトリック教会は、これらの諸宗教の中に見出される真実で尊いものを何も排斥しない。
(…)
教会は自分の子らに対して、キリスト教の信仰と生活を証明しながら、賢慮と愛をもって、他の諸宗教の信奉者との話し合いと協力を通して、かれらのもとに見出される精神的、道徳的富および社会的、文化的価値を認め、保存し、さらに促進するように勧告する。