>>491続き

二、その教義は、世界基督教統一神霊協会の『原理講論』にありますが、そこにあらわれる教えは、カトリックの最も基本的な教えである、キリストによる啓示の完成・キリストの神性・十字架によるあがないを否定しております。

(1)私たちの信仰によれば、キリストは神のみことばであり、神の啓示の完成者です。

   彼らによりますと、キリストの啓示は不完全で、新たに神から遣わされた文鮮明師こそすべての啓示を完成する真のメシア、最後の救い主ということです。

(2)私たちは、キリストは人となった神であり、そこに天のおん父の私たちに対する極みのない愛があることを信じるものですが、彼らは、キリストが神であることを否定し、ただの人間にすぎないとします。

(3)私たちの信仰は、キリストの十字架が私たちの罪をつぐなう救いであり、恵みの源であることを宣言しますが、彼らは、十字架が失敗と敗北にすぎなかったとします。そのために、文鮮明師が神から真の救い主としての使命を授けられたというのです。