>>454
これも、実際、事実であり、実行されているのです。
罪が取り除かれ、神に赦され、天国へ行くと約束されたクリスチャンは、
旧約の契約である、カナンの土地を与えるをアメリカ大陸を与えると同様に
祝福を得たと、同一線上に置き、
異教徒、征服においても旧約聖書を根拠に置きます。

<先住民追い出し太平洋に出た米国 「明白な運命」と略奪正当化>

インディアンから奪う土地を米国人は「フロンティア」(新天地)と呼びました。
そして、こうした拡張を「マニフェストデスティニー」
(神から与えられた明白な運命)という言葉で正当化しました。

旧約聖書に「神は彼らを祝福して言われた。
『産めよ、増えよ、地に満ちて【地を従わせよ。】
海の魚、空の鳥、地の上を這(は)う【生き物をすべて支配せよ。】』」
(創世記1章28節)などとあるのが根拠だというのです。

黒人奴隷を正当化するために聖書が使われた話を紹介しましたが、
ここでも聖書を持ち出しています。

米国人は、神がイスラエルの民に与えると約束した地域カナン(パレスチナ)
になぞらえて、北米大陸を「約束の地」と思っていました。
【旧約聖書には、異教徒と戦うときの心構えがこう書かれています。】

「ある町を攻撃しようとして、そこに近づくならば、まず、降伏を勧告しなさい。
もしその町がそれを受諾し、城門を開くならば、その全住民を強制労働に服させ、
あなたに仕えさせねばならない。
しかし、もしも降伏せず、抗戦するならば、町を包囲しなさい。
【あなたの神、主は】その町をあなたの手に渡されるから、
あなたは男子をことごとく剣にかけて撃たねばならない。

ただし、女、子供、家畜、および町にあるものはすべてあなたの分捕り品として
奪い取ることができる。
【あなたは、あなたの神、主が与えられた】敵の分捕り品を自由に用いることができる」
(申命記20章10〜14節)
(つづきます)