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つづき

①つづき 1-2

 創世記1:27-30{神はご自分にかたどって人を創造された。
        神にかたどって創造された。
        男と女に創造された。
          神は彼らを祝福して言われてた。
        「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物を全て支配せ
         よ。」
          神は言われた。
        「見よ、全地に生える、種を持つ草と種を持つ実をつける木を、全てあなたたちに与えよう。それ
         があなたたちの食べ物となる。地の獣、空の鳥、地を這うものなど、全て命あるものにはあらゆ
         る青草を食べさせよう。」}

 このころは、男はアダム(Metatron)、女はリリス(女デーモン)だろう。このリリス(Lilith)について少し書き込
む。書物によれば、バビロニアに起源を持つとされる非常に古い時代からの女神。(Amy系=阿弥陀如来系)妊娠した女
性や胎児たちを襲う鬼神だったようだ。伝承によれば彼女(彼、天使は男でも女にでもなれる。)は全てすべてのデー
モンたちの母親であり、しかも、アダムの最初の妻だった。彼女は奔放な性を楽しむ性格で、性常位にこだわるアダム
をせせら笑い、獣じみた体位を要求したという。結局はそれが原因でアダムと仲違いし、神(Japhkiel)の怒りを買うこ
とになったのだ。(私の記憶には彼女についてはまるでなし、ただ、彼女は気が強い。女役やらされているからどうし
ても男どもからの危険やおもちゃにさらされるのを警戒してのこと。)アダムと別れた後、LilithはSatan(スサノオ)
の元に走り、彼の正妻の座を我ものとするのである。悪女のサンプルのような存在であるが、この大地母神的性格はキ
リスト教が忌み嫌ったものの、さほど”悪”とは思えない。{参考文献:天使;真野隆也}
 またちがった書物では、リリスの起源はおそらくバビロニアの吸血鬼じみたデーモンである。セム人の文化において
さえ(リリスはそもそも鬼神であった)リリスは女のデビルで、{正確にはデーモンとデビルはちがい、デビルはグリゴリ
がイザナミ(おそらく堕天使の主天使Lostel)に産ませたネフェリムから別れた霊(堕天使:3種類いる。)である。こ
の文献ではデーモン=デビルと混同している。}荒野に出没して、出産する女や幼児を脅かすといわれた。このデーモン
の悪をあつかう祓うことを専門とする、アシブと呼ばれる聖職者がいたという。タルムードのラビ伝承においては、リリ
スはデーモンどもの母親で、アダムの最初の妻とされている。欽定訳聖書のイザヤ書34:14{鳴きたてる梟}(新共同訳
聖書ではイザヤ書34:14{夜の魔女})と翻訳され、「夜の魔物」という光沢がつけられた。