> 自分がない、というのはあるのじゃろうか 』

説明せよ。
と言われても、言いようがない。

私と言う実体は無い。

私は空です。

色即是空、と言いますよね。

あたまの良いあなたには聞かずともそんなことぐらい、知っとるわいのぉ~♪ と言う事でしょうね。

そのいい頭を知識をほうむり去った時、これかあ、空が忽然と起ち現れます。

そこが空です。色が空です。
色と空は2ですが
2は2ではなく、
一如、一の如し、です。

調べても調べても、空は体得しないとすっぽりとは分からないのです。

だから、慈悲として公案が有るのです。

両手で打てば音が鳴る。
では、
片手の人が叩く拍手の音を聞いてこい。