*密教食に牛骨粉が入っていた

二十年ほど前、狂牛病が問題になり、密教食などに牛骨粉が入っていること
が発覚して、大騒ぎになった。
厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課から、2004年6月4日付で、
「国内に流通する米国産牛肉等に係る調査結果について(最終報告)」
(*ttp://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/06/h0604-1.html)
と題して、光和食品が名指しで厚生労働省の「指導」を受けたとあります。

狂牛病が問題になったのは2004年よりもだいぶん前の1996年で、
これ以降も、密教食は牛を材料に使っていると表示されていた。
光和食品の言い分をまとめると、狂牛病が問題になってから、光和食品は
メーカーにこの件を問い合わせた。
メーカーは自主的に牛を原料に使うのをやめていたが、
「連絡上の不備などのため」
に光和には伝えられず、パッケージに残ったというのです。
伝えられていないというのだから、光和食品は牛を原料にしているのを
百も承知で販売していたことになる。
健康食品を取り扱う光和食品が、1996年に狂牛病が指摘されたことも
知らなかったことになる。

牛の餌に使われていたような安い牛骨粉を密教食の材料にして、
いかにも厳選された素晴らしい材料を使っているかのように宣伝していた。
大騒ぎになってから、見苦しい言い訳を並べた。
牛の脳がスポンジになるような牛の餌を食べながら、信者たちはこれで
求聞持脳を得られると信じていた。
笑うに笑えない話です。