そのように長く持続し、時節が熟すると・・・

自然に【 外 と 内 】=【意識と対象】との隔たりが外れて、
完全に【合一の状態】に入る。

その体験は、ちょうど唖が夢見たことを人に語れぬが如く、自分自身はハッキリしているが、他人に対してはどの様にしても、語り分からせることが出来ない。

突如そのような【 別 体 験 】が働きだしてくると、それこそ驚天動地の働きだ。
それでは、どのようにこの【 無 】の一字に全霊を集中させたものであろうか⁉

それこそ君たちの平生の精神力を尽くして、この【 無 】に集中せねばならない‼

その様にして【 間 断 な く 集 中 し、休 止 す る こ と が 無 い 】ならば、君たちの心中に【 仏 法 の 灯 】=【 悟 り の 光 】が【 パ ッ ‼と一瞬のうちに点灯する、といった境地】になることであろう。