>>120
繰り返しますが、ヨーロッパのキリスト教徒が侵略をしなかったとか先住民の文化を破壊しなかったとか
殺戮をしなかったとか、そんなことを言っているのではありません
単に人を殺すことによってキリスト教人口が増えた、とする粗雑極まりない因果叙述に対して
歴史的な経緯を説明して、実際はそうではないということを示しただけです

もちろんキリスト教人口が増えることも改宗が行われることも
様々な理由があり、個別には実質的に「聖書か剣か」、つまり「信仰か死か」の選択を迫るような改宗も
あったでしょう
ですから個別の例をすべて否定してるのでもありません
単に総体として歴史的な実態はどうであったか、について述べているのです

> 支配層の宗教信者の増加なくして

関係ありません
剣を突きつけられて改宗した例ではないからです

> 家族が改宗したりで難をのがれたり・・・彼らはユダヤ人でした。

個別の例を挙げずとも中世末期のイベリア半島ではキリスト教徒のレコンキスタ((国土回復運動)が
進むなか、強制退去を迫られてキリスト教に改宗したユダヤ人(コンベルソ)が相当います
そのなかには自分の利益のために自ら進んで改宗したユダヤ人(特に富裕層)もいますが
トータルで言えば強制的改宗と言っていいものです
コンベルソほどでないにしても歴史上ユダヤ人であることが著しく不利になる状況では
ユダヤ人の改宗が度々ありました

ナチスはそもそもユダヤ人の改宗を目的としていません
「血統的に」ユダヤ人とみなされた者は改宗しようがおかまいなく劣等人種として虐殺の対象にされました
ゆえにナチス・ドイツ下での問題は宗教問題と言うよりは人種問題でした

>>122

> キリスト教の義において、多大なゆるぎない精神的支柱
> を与え、世界で最も信者数が多いキリスト教の分布図は、
> 侵略、侵入した土地であることからも、瞭然であり、
> キリスト教の人口増加と切り離せないのは、当たり前ではありませんか。

再度言いますが、侵略によって増えたのではない、と言っているのではありません
「聖書か剣か」という究極の選択を迫るような布教法がキリスト教人口の増加の主因ではない、と
言っているのです