>>230
早速ですが、考える葦について、書きます。

まず、コトバンクの説明をたたき台にします。

https://kotobank.jp/word/%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E8%91%A6-48491

「人間は自然のなかでもっとも弱い一茎(ひとくき)の葦にすぎない。だが、それは考える葦である」と述べている。

広大無辺な宇宙に比べれば、人間は無に等しく、「一茎の葦」のごとく弱く悲惨な存在にすぎないが、

それは「考える葦」であり、思考によって「宇宙を包む」ことができる。ここに人間の尊厳があり、偉大さがあるという。

このような偉大と悲惨、無限と無という相矛盾しあう二律背反のなかで、揺れ動く人間の存在を、

パスカルは「考える葦」ということばで象徴させているのである。