あらためて三位一体の定義を、プロテスタントの宗教改革者が告白した、「ウェストミンスター信
仰告白」からご紹介します。「 神の統一性の中に、ひとつの本質、力、永遠性をもつ三つの人格が
ある。すなわち、父なる神、子なる神、聖霊なる神である 。 」 1
これが難しい教理、教えの真理であると思われるか
もしれません。なぜ、このようなことを学ば
なければいけないのか?と思われるかもしれません。教理を強調しないで、神との生きた体験が
大事なのではないか?と感じられるでしょうか。いいえ、三位一体の神を知らなければ、もろに生
ける体験を失います。私たちは人の知性では決して説明できないこの真理ですが、 自分の霊にお
いては知っています 。実は私は、信仰をもってから二年ほどして、一か月ほど熱心に通っていた教
会は三位一体を否定する異端でした。その否定された教えを聞いた時に、恐ろしい体験をしまし
た。すべて自分の生きていることは無意味 である。これは自殺しても消えることのない虚無である。
サタンの闇の部分に触れてしまったような体験でありました。