ディオゲネスの逸話(ウィキペディアより)

プルタルコスの『英雄伝』が伝える逸話として、
紀元前336年、アレクサンドロス大王がコリントスに
将軍として訪れたとき、ディオゲネスが挨拶に
来なかったので、大王の方から会いに行った。
その時、彼は体育場の隅にいて日向ぼっこをしていた。
大勢の供を連れた大王が「私がアレクサンドロス大王である」
と名乗ると、ディオゲネスは「私は犬のディオゲネスです」
と答えたという。大王が何か希望はないかと聞くと、
「あなたがそこに立たれると日陰になるからどいてください」
とだけ言った。帰途、大王は「私がもしアレクサンドロス
でなかったらディオゲネスになりたい」と言ったという。