■毒盛■5ch版・世界救世教のスレ part20■常習■
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明主様御講話 「現代文明の野蛮性」
「たとえてみれば、今日人間はたいへんな進化をした。なるほど、野蛮未開の時代か
らみれば、たいへんな進歩をしたんであります。なるほど、徳川時代には試し斬りと
か、切取り強盗などというものがあって、人心は安心して暮らせなかった。今日は
電気などできて明るくなり、なんらそういう心配はなくなった。それは大いに感謝し
なければならぬが、それでも、今日の世から警察とか、法律をとればはたして安全か
と言えば、これはだれしもうなずけぬことであります。各地に厳めしい警察があり、
裁判所あり、コンクリートの牢獄あり、各町には交番がいくつもあって、巡査が始終
見まわっている。それでもなお足らず、刑事や特高、探偵などが扮装して隈なく排徊
して、種々の取締り機関があって初めて安全を得ております。それでもまだ本当じゃ
なくて、刑事民事にも種々の設備があり、あるいは人事相談所があり、不幸せな者に
対しては、養老院だとか孤児院だとかがあり、あるいは救世軍だの本願寺だなどとい
うものがあって社会事業に尽くし、法律はますます微に入り細に渉りできてゆく。
それで初めて人類は安心しているようだが、それでもまだ安心ができない。昨日の
新聞で見ると、少年神兵隊というものが出て、偉い人達、西園寺など国家の元老、
ああいう人達の身辺を狙っているゆえ、この間の満州国の皇帝がみえたときでも、
お側でお顔が見えぬくらいに警戒が厳重であります。そういうように種々と人間を取
り締まる道具は実に完備したと言えるくらいにある。このために使う費用はたいへん
なものであります。それほどまでにしても、まだまだ人間は悪いことをするんであり
ます。 まだまだ法律の網をくぐる悪い人間がたくさんにいるのであります。金を借り
倒したり、家賃をふみ潰すとか、詐欺、万引き、強盗、殺人など、それをくぐって悪
いことするものがまだまだたくさんいて、子供でも感化院などあり、あるいは宗教的
感化をする設備などたくさんにある。それで人間は文明になってありがたいと言って
いるが、まだまだ神の御目からご覧になれば人間というものはしようがないのであり
ます。いろいろとおっかない道具立てをして、わずかに悪いことをしないようにして
るだけのもので、ちょうど、虎狼を檻に入れて監禁しておくに等しいと思うのであり
ます。これで万物の霊長だなどといばっているのは恥ずかしくないかと思うのであり
ます。」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています