明主様御講話 「入信して貧乏になる宗教はニセモノ」
「それで、病気治しを願うとき、その病気は治してやるからいくら出せ、など
いうのは、実に恐るべき迷信で、こういうことは断然なくしてしまわなければ
ならないのであります。そういう方法は、あらゆる宗教にあるんであります。
観音様のほうは実にうまいもので、これは、いま発表はしませぬが、それにつ
いてこういう標準があります。いまここにある人があって、ある宗教へ入った
とすると、その宗教へ入ったときと入った後と比べてみればいい。その宗教に
入ってから病人がなくなり、体が丈夫になったかということ、また財産が減っ
たか増えたかを見ねばなりませぬ。もしか、財産が減ったか、またつぶれたか
としたら、その宗教は本当のものではないのであります。なんとなれば、本当
の宗教は病貧争をなくするんでありますから、貧のほうへ接近させるのは本当
の教えではないのであります。そういうふうに見るのが一番判りやすいのであ
ります。まず信仰に入って財産が増えたか減ったか、あるいは、商売が衰微し
たかどうかをみればいい。もしか少しでも財産が減ったなら、それは迷信だと
断定して差し支えないのであります。ところが、観音会には決してそういうこ
とはないのであります。もしあればこういうことは言えません。しかし、特に
使命のある人は、一時商売をよさなければならぬから、大きい家に住んでいた
のが、小さい家に一時入るようなことがあるのは、特にしかたがないと思って
いただきたいのであります。」