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ここで、論点の整理をしたいと思います。
今までの私の書き込みは、この論点に導くための布石でした。

貨幣経済の進展により、反バラモン教勢力が増大した件
https://manareki.com/baramon

仏教の輪廻思想はバラモン教と違って「現世の行い次第で、
自らの来世は変えることができる!」という輪廻思想でした。
バラモン教と比べとても寛容な輪廻思想だったのです。

「自然を崇め、聖典(「ヴェーダ」と言います。)に基づき祭式を行うことこそが、
人々が幸せになる方法である」というのがバラモン教のざっくりとした考え方。

しかし、インドの経済が発展すると次第にバラモン教への信仰心は薄れていきます。
経済の発展に伴い貨幣が流通するようになると、
「自然を崇めて意味あんの?金がないと何もできないっしょwww」といった感じの風潮が強まり、
ヴァルナ制度の頂点に立つバラモンの力が衰え始めてきます。

逆に商工業に携わる者の力が強くなってきました。
バラモン教の祭式は、多くの人々から納金や供え物を強要するものであり、
これも人々のバラモン教離れを加速させていきます。