第二バチカン公会議が最重視しているのは、ミラノ勅令で「政治化される前」の初代教会です。
異教だらけの古代。権力の殿堂と社会的慣習がキリスト信仰に敵対していた。しかしキリスト教は世界中に広まりました。
異教徒は、キリスト教徒が社会で「力」を求めたり、荘厳で立派な建物に住む「誇り」より、拷問と死を選ぶ場面の数々、
貧しい人々や疎外された人の世話をしているのを目撃しました。異教徒を否定し裁くのではなく、汚れることを承知の上でイエスに習い、自ら進んで異邦人、異文化と関係を持ちました。