>>434
>漏尽智(=漏尽通)は阿羅漢に属する。
>阿那含は漏尽智は持っていないのです。
>では、どうやって阿那含はカルマを断ち切って解脱するのだ?

ピョン吉さんまで同じ質問とは呆れます。
もう前に答えが出ている。
批判側はレスを読んでいないのかね?
それとも読んでも理解できないくらい頭が良いのか?

「四禅四無色定といわれるような、高い禅定に熟達した者がさとりを開くときには、
三明六通などの霊能力をも、同時に獲得するとされるのである。
(『原始仏教入門』水野弘元、佼正出版社、231頁)

解脱と三明の獲得は同時だと水野博士が述べている。
ということは、アナゴンが漏尽智を獲得したら解脱=アラカンです。
漏尽智を獲得した瞬間にアラカンになる。
だからアナゴンが漏尽智を持つことはないわけです。
それが答えです。
そしてもっと重要なことは
「四禅四無色定といわれるような、高い禅定に熟達した者が」とあります。
これは八等至のことを言っている。
つまり水野博士も片山氏と同じ解釈をしているのです。
水野説と片山説は矛盾していない。
そして中村説とも矛盾していない。
矛盾しているのは深山説だけです。
つまり深山説は嘘八百のデタラメだということです。
これで理解できましたね。