【イエス】癒し主 救い主 【キリスト】Part 260
296ふぃりぽ ◆7dBIFY.Wqw 2021/03/28(日) 19:13:54.12ID:iV55kVVm
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> グノーシス文書などのギリシャ語文書の翻訳

Sethian(セツ派)

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 たとえば『エジプト人福音書』では、
セツは「真に生ける力」として、「穢れなき不動の民族の父」として、
それにグノーシス主義の創造物語の参画者として記述されている。

セツはみずから「ひそかに処女をつうじて……ロゴスをまとったからだ」を造りだす。
そしてイエスは「大いなるセツが装った者」として記述される。

同書では三つの神的な力が父なる神、母なる神、子なる神として記述され、
これら神々はより低次な無数の力を生じさせたとする。

 また『アダム黙示録』では、セツはグノーシス主義の教えを伝える。

同書はキリスト教的内容が希薄であり、そのため同書は
ユダヤ教黙示文学からグノーシス主義黙示文学への
過度的段階を示すものと見る専門家もいる。

なお黙示文学とは、真の知識の所有者が歴史の終末において
誤れる勢力に打ち勝つであろうさまを記述したものである。

『アダム黙示録』で、
アダムはセツに民族の未来について明かす。
この未来には、ノアが息子のセムとハムとヤペテに土地を分け与えたことや、
永遠の神の信奉者と
誤れるこの世の神(アルコーン)の信奉者とのあいだの闘いなどが含まれる。
永遠の神は方舟で救った者のほかに新たに子孫を作ったかどでノアを非難する。

ノアが義務を放棄したとき、
永遠にして異なる神についての知識であるグノーシスを持ったその他の人々が
この世から救いだされ、「彼ら本来の(天の)国へ」と運び去られる。
・・・
とはいえ、4世紀にナグ・ハマディに隠されたセツ派の諸文書は、
グノーシス主義はキリスト教から派生したというより
キリスト教とは独自に発展したと主張する研究者たちに有力な論拠を提供した。