昔の話を読んだりすると
産まれて暮してる町や村から
出て別の村や街に行くことが
とんでもなく別世界へ行くこと
だったのだなあと
想像することがある

お金が存在していても
別の村がそんなことは知らんし
何かもわからない

歩いてどこへでも行ってしまう
旅の人や修行者や変な人以外は
だれも知らない土地へ
行こうとはしなかったようだし
強靭な身体と精神がないと
別の世界へ行くのは
とんでもなく異常なことだったと
思うなあ

自分が許容できない出来事が
常に必ず起きていて
その対処が必要だし

私は出家とか外で生きる
修行者的な生き方は今のほうが
昔よりずっと楽にできると思っている
それでも私ができないのは
とんでもなく軟弱過ぎるのと
屋根のある暮らしに
慣れきってしまって
それを楽しみたくて
楽しんでいるからだ