意識的なマインドフルネスにおける問題点、課題

永井均
@hitoshinagai1
マインドフルネスも今では色々に批判されているが、最も根本的な問題は、
判断せずにありのままに(客観的に)見るなどといいながらも、
その見る主体の側も見られる側の情動・気分に自ずと染まってしまうことだ。
慣れれば慣れるほどそうなる。しかも重大な場合には必ずそうなる。
つまり、役に立たない!

だから課題は、自ずと染まってしまわないためはどうすればよいかであることになり、
そのための練習がすなわち瞑想であることになる。当然、瞑想中なら見られる側の
情動・気分に染まらずにただ見ることもできるようになるが、
それはそのために開発されたことをしているのだからあたりまえのことだろう。