忘れない内にメモ

「アッギヴェッサナよ、わたしは次のように思ったのです。
『しかしわたしは、釈迦族の父(浄飯王)の種蒔祭のときに、
涼しいジャンプ樹の木陰にすわり、欲望をすでに離れ、不善のことがらを離れ、
粗なる思考と微細な思考をまだ伴ってはいるが、
遠離によって生じた喜楽のある初禅(※)を成就して住んだのをよく覚えています。これがじつにさとりにおもむく道ではなかろうか』と」

※「初禅」の註
K.R.ノーマン博士によれば、当初すでに四禅定の階梯はできていて、
この樹下観耕での瞑思が初禅にあたることを、ブッダは出家後に知り得た
瞑想の階位に照らして、そのように了解したのであるとする。

『原始仏典 中部経典T』(春秋社)第36経「マハーサッチャカ経」 訳:平木光二氏
https://gamp.ameblo.jp/nibbaana/entry-10940772854.html

この話はあちこちで見かけたから、有名な話だと思っていた