>お釈迦様は呪文を禁止したのに
呪文を唱えるとは何事だ!!とも言いますね。
でも、お釈迦様は、知的障害があった
弟子のチューラパンタカに、
「塵を除く、垢を除く」と唱え続けて
掃除をするように指示され
チューラパンタカは、
これによって阿羅漢果を得ました。
「塵を除く、垢を除く」と唱えることと
「往ける者よ、往ける者よ、彼岸に往ける者よ〜」
と唱えることと何が違うんでしょう?
チューラパンタカの修業は正しくて、
般若心経の「ギャーテイギャーテイ」は
怪しい呪文だって、それどういうこと?
と思いませんか。それは思い込みでしょう。
私からしたら、どちらもマントラ瞑想法です。


>お釈迦様が禁じた呪文というのは、
出家修行者が解脱に関係ないご利益をもとめる呪文を
唱えることを禁じたのでしょう。
お釈迦様は、在家信者が現世や来世のご利益を求めることは
まったく否定していません。
むしろご利益を求めて善行を積むことを推奨しておられます。
そういう意味では真言宗の僧侶が、
在家信者の為に祈祷して真言を唱えるのも
けっしてお釈迦様の教えに叛くことではないと思います。