>>158-159
まずそれに答えるには
空とは本当に、無価値を意味するのか?って
疑問があるんだけど、すげー難しいよね
このスレでも何度も、議論したの覚えてる

ただ、やっぱ俺はこれはほぼ、あってると思う 

するとじゃあ栄進の言うとおり、法華経は
一切法空とあるから、法華経を含めた全てを無価値と説いてる 
って考えるしかなくなる

しかし、ここで俺が思うのは、これは法師品であることなんだよね

法華経には、本門と迹門があるって言ったけど法師品は迹門にあたる

本門の法師功徳品には次のようにある

諸所説法 随其義趣 皆与実相 不相違背

(法師が)諸々に説く所の法は、其の義趣に随って、皆ともに実相にして、相(あい)違背(いはい)せざるなり。

この法華経を持(たも)つ法師が説く仏法は、常に正しい意義に適ったものであり、諸法実相の教えに背くことがありません。

ここでは、全ての法とは実相に背かない とあるんだよね
つまり、全くの無価値というわけじゃなく、役に立って価値があるって解釈になる

迹門では、空といい 本門では、実という

仏教で良くある矛盾やね この場合もどっちやねんってなる
俺の考えをいうと 
法華経の悟りの浅い段階では空、より深い段階に進むと実になる ということ

前も言ったけど、本迹には勝劣があるからな

ただ、だからといって、劣の一切法空を
劣だから間違ってるとして 捨てることは出来ない と思い直した

それも一理あるよね っていう立場