広瀬川沿いの妖怪の話し、上流から ↓

唸り坂の大入道
毎晩のように唸り声が聴こえて、村人が見に行くと大入道がいて暴れており
その退治を頼まれた伊達政宗が兵を引き連れ、大入道の脚を弓で射抜くと
大入道は逃げだし、それを追って森に入ると、子牛ほどの大きさのイタチが死んでた

賢淵の絡新婦 (女郎蜘蛛)
男が釣りをしてると雲が脚に糸をつけ水に潜り、また水から出て脚に糸をつけるのを
何度も繰り返してるのを見て、その都度に横にあった木に糸をつけ直していたら
急に地鳴りがしてその木が地面から抜け、淵の中に引き摺り込まれていった
のちにそれが女郎蜘蛛の仕業と分かり、その女郎蜘蛛は広範囲に伝承が残る妖怪

源兵衛淵の大鰻 (または大鯰)
あるとき源兵衛という男が女に化けた大鰻にそこで会い、明日にその大鰻が
上流の女郎蜘蛛と対決することになったので、源兵衛に加勢を頼んで承諾されたが
源兵衛は女郎蜘蛛と大鰻の激しい戦いを見るや逃げだしてしまい、大鰻が敗北し
その死体が首を斬られ、後日にそこへ向かった源兵衛を睨むと源兵衛は発狂して死んだ

で、縛り地蔵の伊東重孝