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修行僧たちよ。ここで一人の修行僧が次のように語ったとしよう、
〈友よ。わたしはこのことを尊師からまのあたり直接に聞いた。まのあたりうけたまわった。これが理法である。これが戒律*である。これが師の教え*である〉と。
修行僧らよ。その修行僧の語ったことは、喜んで受け取らるべきではないし、また排斥さるべきでもない。
喜んで受け取ることもなく、また排斥することもなく、それらの文句を正しく良く理解して、(ひとつずつ)経典にひき合せ、戒律に参照吟味すべきである。
(パーリ涅槃経)