>>713(続き2)
認識の過程を唯識仏教では以下の通り説明しております。

 1.卒爾心(対象の感覚的認識)
  ↓
 2.尋求心(対象を判別するはたらき)
  ↓
 (この間、阿頼耶識に蔵されてる種子が与力(=参照)として働く)
  ↓
 3.決定心(対象の判別) 
  ↓
 4.染浄心(対象の分別)
  ↓
 5.等流心(記録)

意識と末那識は1〜5の全てが認識の過程で起こりますが、前五識(眼識・耳識・鼻識・舌識・身識)と阿頼耶識は1と5のみって事です。