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> 五代十国(国内の節度使)

唐朝の玄宗皇帝は、最初善政を行なっていたが、
傾国の美女、楊貴妃に出会ってからは、遊びに忙しく、
安禄山の乱を引き起こしてしまった。

この頃の節度使という軍団の長官は、
はじめは辺境の守備の為に置かれた長官だったが、
安禄山の乱以降には、反乱を食い止めるために、
辺境だけでなく、国内にも置く事になった。

この国内の節度使が、各地方で自立して、
五代十国の十国となった。

北宋の太祖、趙匡胤は、節度使という地方分権の軍政を廃止し、
全軍団を皇帝だけに従わせ、
地方軍を、中央軍といえる禁軍(近衛軍)をもって軍権を一本化し、
科挙制による中央集権政治を行うようになった。

> 禁軍 - 世界史の窓
> 宋(北宋)の皇帝直属軍(近衛軍)で、枢密院の管轄下にあった軍隊。