『ジャーナリスト後藤健二 命のメッセージ』 映像ジャーナリスト・栗本一紀さんが出版

後藤さんは、本紙のインタビューでも答えていた通り、キリスト教徒であった。

同じくキリスト教徒の栗本さんは、後藤さんの信仰心を本書の中で語っている。

胸のポケットに小さな聖書を携え、「神は私を助けてくださる」と信じていた後藤さんは、

シリアの砂漠で、ISの戦闘員の横にひざまずかされていたとき、何を感じていたのだろうか。

栗本さんは、「最後まで落ち着き、尊厳を保てていたのは、

そこに信仰があったからだと思わずをえません。その時、『天の存在』が彼を勇気づけ、

彼の心を強さと平安さで満たし続けていからではないかと、私には思われます」と語っている。

後藤さんは、半生を通してイエスの愛や慈しみを、さまざまな形で身をもって伝え続けてきた。