ずっと気になっていた東京の検査陽性率の「異常」な高さの問題に関して
次の記事がある程度の解答を与えてくれた
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-hokenjo

俺は保健所の処理能力が限界に達して、感染疑いが極めて濃厚な人に極端に絞って検査しているから
検査陽性率が高くなったんだろうと思っていたが、どうやらそういうことではなくて
実際に感染者が増えたことの反映らしい

もちろんこの記事でも分かるように保健所は殺人的なまでの仕事量を抱えているため
処理能力が限界に近いところまで来ているのは事実だとしても
そのことが、つまり検査を絞っていることが検査陽性率に反映しているのではなく
実際の感染率の高さが検査陽性率に反映している、ということだ

岩田さんもそうだったが、適切な検査陽性率を数%から10%前後と想定すること自体が
このフェーズの感染状況だと不適切なんだろうと思う

これは無症状感染者の割合が高いこの感染症の特徴を考慮すると
非常に恐ろしいことで、まさに東京は今感染が蔓延していると言ってもいいような状態なのかもしれない

新型コロナウイルス感染症に関する記事はマクロで総論的な視点の記事や
逆にミクロの体験的記事が多いため、リアルな現状が見えてこないことが多いが
この記事は検査陽性率の問題だけではなく、マクロな状況とミクロの現場をつなぐ
優れたインタビュー記事なので、少し長いが興味ある人は是非ご一読を