>>973(続き)
また、如実知見って事になるんでしょうが、以下のように云われてますね。

 >見分は有りと雖も、而も無分別をなるをもって、能取に非ずと説けり。
 >取ること全無には非ず。
 >(中略)
 >相分は無しと雖も、而もこれ如の相を帯して起こると説くべし。
 >如に離れざるが故に。
 >自証分見分を縁ずる時に変せずして縁ずるが如く、此れも亦た応に爾るべし。
 >(成唯識論)

ここは説明が非常に難しいんですけど、無分別にものを見てるときは見分(見るもの)のみがあって相分(見られるものが)ないって云うんです。
自証分(見分)のみって云うんです。