>>14
あほう。
一部派が所有していてもそれがいつの成立か根拠にならんのだ。
パーリ五ニカーヤと漢訳四阿含経は、違う部派が似た経典を保有しているので
部派分裂以前にコアとなる三蔵経典があったとの推定が成立する。
が、法蔵部だけしか持たない菩薩蔵と呪蔵は、法蔵部が例えBC2Cに成立していた
としても、法蔵部がいつ保有するに至ったか未確定なのだ。
そして法蔵部が大乗三蔵を保有するという証言は5Cものだ。
すると中期大乗の5Cに三蔵に加えて、大乗から影響を受けて菩薩蔵と呪蔵を
取り入れた。逆輸入したということにしかならん。

その上で、中国僧が入インドしているのだが、大乗と小乗との大小兼修している
部派の寺があると報告されている。
そして6cの真諦が法蔵は大乗の影響を受けていると証言している。
以上から、どの観点からみても、BCの昔から呪蔵を持っていた事にはならん。