>>522
キリストは「敵を愛せ」と命じられ、罪びとへの愛を示すために十字架に掛けられました。
神により蘇られた後、罪の赦しを備えるとともに、悔い改めを求められました。

悔い改めとは、動物性の否定を含みます。
キリストは、法の成就のため、すべてを変えられます。
罪とは倫理性と動物性の身体の相反であり、法の完成とは動物の身体の除去を含みます。
すなわち、動物の身体とともに、血縁も、民族も、領土も、国家も、今あるものはすべて過ぎ去ります。

ならばどうして、過ぎ去る民族や国家のための戦争が、キリストの御心に適うでしょうか。
キリスト者は、キリストに生かされる罪びとは、敵のために死ぬ義務を負ってはいても、
キリストが捨てられた民族や領土や国家のために戦うことなど、命じられていません。