>>96

ギリシャ人支配者が中国人よりも仏教を理解していたから原始経典が残ったんだよ

http://agora-web.jp/archives/2023163.html

よく考えて見ると、ギリシャ文明あってこその仏教なのです。
「137億年の物語―宇宙が始まってから今日までの全歴史」」(クリストファー ロイド ,講談社)という人気のある世界史の本では、世界史上の重大事件のひとつとして、アショーカ王による仏教の国教化を上げています。
ブッダによる悟りや布教よりこちらを選んだのが面白いところです。
仏教もブッダ自身は新たな宗教を開いたと思っていなかったでしょう。
そして、やはりブッダの時代から二世紀ほど後のアショーカ王が仏教に帰依し、インドを統一してその国教としたことで世界的な影響までもつきっかけになりました。その意味で、アショーカ王の改宗にこそ意味があるという見方は説得力があります。

インドに侵入してきたアーリア人たちの宗教はバラモン教でした。厳格なカースト制度を敷き、社会的停滞の原因になりましたが、階級同士の連帯が強いことが、民族同士で対立を激化させないメリットもありました。
ところが、前5世紀ごろになると中産階級を中心に不満が高まり、そのなかで生まれてきたのが仏教なのです。