たとえば天空でオーケストラが

爆音でジングルベルを延々と奏でていたとします

ところがハジにはまったく聞こえません

ある人が、音のある場所にふれる機会を与えました

ハジには聞こえなかった音楽が聞こえてきました

なぜでしょう?

それは、ハジが、その天空のオーケストラを識別する回路に気がついて、そこにある音を歌として聞いたから

このように聞こえるものは、ハジの能力によって変わる

爆音でなってても、識別されなければ無音としか感じることのない

生まれてこの方、体と共にあるが

呼吸ですら、意識され識別されなければ、それは、呼吸されてるに決まっているが、本人にとっては、それが識別されてなければ、あるのにない

あるのにない