「その中心は、仏道修行者の現世における修行の成果(沙門果)としての小中大の持戒の成果、
正念正知、知足の実践、四種禅定、六種の趙自然力(神通)、十種の智慧、
八種の聖道の実践による阿羅漢(最高位の聖者)の果報の完成などである。」
(『原始仏典 1』春秋社、58頁)

「その内容は、父王ビビサーラ(頻婆娑羅)を殺めて苦悶する王が、名医ジーヴァカの勧め
により仏を訪ね、「世間一般の職業に報酬があるように、沙門に目に見える果報があるかどうか」を
問い、仏がこれに答え、仏教における出家生活の意義を「沙門果」として明かされたもので、全体とし
て二部からなる。」
(『ブッダのことば パーリ仏典入門』片山一良、大法輪閣、73頁)

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「文字通り、仏教における沙門(出家修行者)の修行の果報を釈迦が説く内容となっている。」