自分の中での最近のコラム「救い主」は「ソーテーロス」。

「救い主」ようは「救世主」を、
高名な聖書学者でも「キリスト」と説明するのですが、
ギリシャ語の聖書では「ソーテーロス」と書いてあるのです。
ラテン語は「サルバトリス」です。

ラテン語系のスペイン語では
画家で有名なサルバドール・ダリの「サルバドール」が
「救世主」の単語です。

なぜ「油注ぎ」の意味のギリシャ語「キリスト」が広められたのか
ヘブル語「メシア」の「油注ぎ」を単純に訳したからなのか。

本当の意味は「ユダヤの王」「ユダヤの預言者」なのに、です。
油を注がれた者は「王」であり「預言者」だからです。

預言者サムエルは、ダビデを王として、彼の頭に油を注ぎ「即位」させ、
預言者エリヤは、弟子のエリシャを、自分の「後継」の預言者として頭に油を注いだ。

日本の牧師や聖書学者が、ヘブル語の「メシア」の意味をよく考えていないから、
「救い主」というギリシャ語に当てはまる、単語も意味も、分からないのではと。

日本の牧師や学者は、実は、
ギリシャ語新約聖書を、日頃、読みこなしているいないのかと。