さらに、第2バチカンでは異教に関するキリスト教の歴史的排他的な態度を改めるため、諸宗教に関する態度を明確化している

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全ての民族は一つの共同体であり、唯一の起源を持っている。神が全人類を地の全面に住まわせたからである。また、全ての民族は唯一の終極目的、すなはち、神を持っている。
神の摂理と慈愛の証明、さらに救いの計画は、選ばれた者が聖なる都に集められる日がくるまで、全ての人に及ぶ。
(…)
教会は自分の子らに対して、キリスト教の信仰と生活を証明しながら、賢慮と愛をもって、他の諸宗教の信奉者との話し合いと協力を通して、かれらのもとに見出される精神的、道徳的富および社会的、文化的価値を認め、保存し、さらに促進するように勧告する。
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この態度が教皇の「クリスチャンではなくても、良心に叶っていれば救われ得る」という発言の根拠になっている