カテキズムから

<原罪について>
397 悪魔に誘惑された人間は創造主への信頼を心の中で失い、自由意志を濫用して神の掟に背きました。これが人間の最初の罪です。
(…)
404 この罪は人間本性を傷つけ、その本性が堕罪の状態で子孫に伝わります。(…)それは「うつされた」罪であって犯した罪ではなく、状態であって行為ではありません。

<救いの対象について>

605 イエスは「多くの人の身代金として自分の命をささげる」と言明されます。この「多くの人」というのは限定語ではありません。
人類を救うためにご自分を死に渡されるただ一人のあがない主に、人類全体を対照させているのです。
教会は使徒たちに続いて、キリストは例外なしにすべての人のために死なれたと教えます。
「キリストは過去、現在、未来ほすべての人間のために苦しみました」。