教祖は、本席様に、「心を低うして通るのやで」とよく仰せに
なっていたといいます。
「心あがれば心にごる、心にごれば神の働きはうすくなる、
われより下はなきものと心定めてみよ」と、本席様はこれを生涯
通っておられました。

天理教校の卒業式では、真柱様と本席様と席は上にあったのですが
本席様は必ず一番うしろの椅子に座って待っておられたそうです。
「心あがれば心にごる、心にごれば神の働きはうすくなる、われ
より下はなきものと心定めてみよ」と、これができれば、おた
すけがあがると思います。
おたすけがあがる人は、みんなこの心でしょう。
これがなくなれば、おたすけあがらなくなる。だから、昔の人は
みんな心を下におきました。おたすけがあがったというのは、
そこでしょう。
だから、われより下はなきものと心定めていますから、どんな
に悪口を言われても、阿呆やバカやといわれても、貧に乏なった
ところで、決してあわてないで残念がらないで、ありがとうどざ
いますと通られた。