そして、こう言ってる
「なぜわたしが、一気に「わたしは青空なんだ」ということを、ビルマの修行の最終段階になって
言い切れちゃったのかというと、それはまさにそのことを三十年前からわたしはたたき込まれていたからなんですよ。
道元禅師も最初から「お前は青空だぞ」と言われてますね。

そういうことを繰り返し言われていても全然ピンとこなかったんですよね。
ところが、ようやくビルマでの修行の最後のどん詰まりまで来て、初めてそれが腑に落ちたんです。
本当にピンときた。
その道元禅師の世界観がわたしの中にすでにあったから、青空の世界に出会っても
一切混乱に陥らずに、一気にそこをくぐり抜けて「わたし=青空」の世界に出ることが出来たと思うんです。」