>>841
>という中村元氏の注釈は中村元氏のドグマに思えますね。
>この経典のどこを見ても我(アートマン)についてまでブッダは言及していません。

いや.だから...
ならばどうして、ブッダはわざわざここで断り説明をしたのです?
ただの阿羅漢、応供でいいならば今更、何のための<<仮に>>なのですか?
それはどうしても<<仮に>>と、付け加えておきたい言葉で表現したからではありませんか?
そもそも元々、すべての話が真理そのものを指し示すことは不可能だと教えていたのがブッダの教えの筈でしょう?
それなのに何を今更、<<言語表現としては>><<仮に>>などという但し書きが必要だったのか?

ですから、
その部分を含めた全体のニュアンスが重要なんであって、
だからこそ中村氏はそのことを的確にとらえて表現したのです。