「分別」の意味について教えていただけますでしょうか。

>>926
「勝義諦を議論寂滅、無分別としておきながら出世間諦と世間諦に分別している時点でその図は間違ってると思う」
とありますが、逆に言えば、
「無分別」の境地においては世間、出世間の区別も生じない、ということですよね?

これは、
「有為と無為は相依相関の関係において成立している」
と述べた、下記の記述に対応していると考えてよいのでしょうか?
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有為法も無自性であり、無為法も無自性であり、両者は相依相関の関係において成立している。 (略)

『何であろうと縁起せざる法は存在しないから、いかなる不空なる法も存在しない。』(二四・一九)
(『未曽有一法 不従因縁生 是故一切法 無不是空者。』) (略)

『いかなる法であろうとも無為なるなのは実にどこにも存在しない。』(二五・五後半)のであって、ニルヴァーナというのも仏というのも皆な「因縁に属し」ているのである。
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引用元
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jeb1947/1965/71-72/1965_71-72_105/_pdf/-char/ja