「すべては空だ 」と言っても 、寒ければ寒いし 、風邪を引いたら身体がくらくらします 。
「すべては空 」でも 、個々の現象は常に目の前にあります 。悪口を言われたら怒ります 。
「一切皆空 」など言葉とか哲学だけいろいろ言いますけど 、それで現象の問題は何も解決しません 。
そんなものに何の意味もありません 。ただの頭の遊びです 。哲学は 、ものごとをただいじるだけです 。

byスマナサーラ

これは色即是空は分かってても空想是色が理解できない人の書いた文章ではとして大変分かりやすい。

空想是色とは万物(諸法)には実体はないけど(色即是空)、実体がないものが縁起によって色となるという現象を表す。
受想行識もまたかくの如し。

言い換えれば勝義は空であり実体はないので不生不滅、不断不常、不一不異、不来不去であるが、
現象世界の世俗諦としては色はあり受想行識もあり、諸法がある(但しそれはあくまで仮であり概念であり世間的表現のための言葉である)。
それが(色即是空)空即是色。

っていうか、テーラワーダでもスマナサーラが著書の前書きを書いていたと思うアーチャンチャーなどが仮設という言葉を使うので、そのくらいは本当は理解できるはずなんだけどな。