私の見た通りの光景を話し終わって、彼に「で、どうなの?」と聞くと、彼は『お前、誰か雇って俺の部屋探ったか?』と言われました。

それは私にとっては、自分の離脱が本物だと確認できた瞬間であったと同時に、彼との友情が終った瞬間でした。

『もう連絡しないでくれ』

それだけ言い残して彼は電話を切りました。

結果として私は友人を一人失いましたが、そのときの私にとってそんなことは問題ではありませんでした。

「俺は世界中、どんなところにでも入れる力を手に入れた!これからの人生は思い通りだ」

そう思って舞い上がっていたのです。

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