質問します。
三島由紀夫の遺作『豊饒の海』の背景にある仏教について、知りたいです。
『豊饒の海』の後半、第三巻『暁の寺』・第四巻『天人五衰』では仏教が大きく取り上げられています。
『暁の寺』の前半には、仏教の長い解説があります。
また、『天人五衰』では、『摩訶摩耶経』にあるとして天人の話し等も出てきます。たとえば、これは、どういうことを語っているのでしょうか?
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「又於其夜得五大惡夢。一夢須彌山崩四海水
竭。二夢有諸羅剎。手執利刀競挑一切眾生
之眼。時有K風吹。諸羅剎皆悉奔馳歸於雪
山。三夢欲色界諸天忽失寶冠。自絕瓔珞不
安本座。身無光明猶如聚墨。四夢如意珠王
在高幢上。恒雨珍寶周給一切。有四毒龍口
中吐火。吹倒彼幢吸如意珠。猛疾惡風吹沒
深淵。五夢有五師子從空來下。」