ヨハンネスさんへ

例の動画観ました

正直な感想を言うと、特別な印象は受けませんでした
臨死体験の報告としてはかなり一般的なパターンだと思いますし
臨死(この場合は昏睡状態)自体にも別段特別なものはないと思います
通常の臨死体験と異なるところがあるとすれば、体験をした本人が脳外科医であったことくらいでしょうか

昏睡状態は完全なる大脳皮質のシャットダウンを意味するわけではないし
体験自体が大脳皮質の活動の復帰過程のものではない、ということを証明することもできないので
この人が言うような「科学的には説明不可能」といった例では全くないと思います
「脳外科医」という肩書のために、このことが見えにくくなっているだけだという印象を受けました

もちろん、仮に科学的に説明がついたからと言って、死後の世界が否定されたことにもならないので
結局今まで同様、死後の世界を信じるかどうかということに帰着するのでしょう

むしろ細菌性の髄膜炎による6日間の昏睡から後遺症なく完全復帰したというほうがすごいことで
いったい医学的にはどういうことなのか、そちらのほうが気になります