妄想性障害とは、持続した妄想が続く精神病性の精神障害である。
診断においては、奇異でない妄想が最低1か月続き、かつそれが他の精神疾患によらないこと
が求められる。統合失調症の場合妄想の他に幻覚、支離滅裂な言動、陰性症状(意欲低下
や引きこもりなど)を引き起こすが、妄想性障害の場合は主症状として妄想のみが現れる。
(同一の妄想を二人以上で共有する場合はfolie à trois(三人狂い)・・以下略)